ごめんねデザイン

なかなか仕事の手が進まずに、とにかくブログは書いてみようと思って手を動かしている。

どうしたらいいのか、立ち止まってしまうような、ちょっと自分の近くで複雑なことが起こったりして、そういう時こそできるだけ柔軟でありたいし、ちゃんとじぶんの言葉をつかっていきたい。できることは少ないけど、ちょっとだけ得意だとは思ってるし、もっと自信をもちたいところでもある。それもなかなか難しいんだけどな。

最近とくに思うことといえば、自分はやっぱり劇作家、と名乗れるようになりたい。賞もとっていないし、まだ上質な作品、が作れている自覚はないけれど、それでも自分の理想を尋ねれば、いい作品を作っていきたい、というのが先頭にやってくるのは確かだ。(じゃあもっと書こうよ、とも思う)

これまでの灯台とスプーンの作品はもちろんのこと、夏のワークショップを超えて、より一層演劇を信じたい気持ちも強まってしまった。

これは長い愚痴になってしまうのかもしれない、と先にことわっておく。

今年が始まってから、長いことモヤモヤしている。デザインの仕事はうれしいし、チラシをつくったりするのも楽しいけれど、あくまでも演劇を作る人間でありたいという意識というか、作ることになってしまったら必然的にそっちが100%優先になってしまうので、自分の立ち位置に悩んだりもしてる。コーディングなんてなおさらで、つまりWEBに対する気持ちがだんだんとすぼんでいく感覚がある。

しばらく今おつきあいしているところ以外のデザインの依頼は受けないで、全然関係ない仕事をした方がいいのかもしれない。正直、今、しがみつくほどのエネルギーが自分に残ってなく、ただふがいなさや苦しさだけが積もっていくので、やめた方がいいように思えて仕方がない。

どうしてできないんだろう。やればできるはずなのに。どうしてこんな気持ちになってしまうのかもわからないので、つらい。

フリーランスになって4年になる。なぜこの働き方を選んだかって、演劇がしたいからだ。だからこそ、しっかりやっていきたい気持ちが強くあって、しっかりやっているとも思っていた。でも、やっと軌道に乗ったところで手が止まっている。あくまでも自分は演劇がしたいんだと、くるしいくらいよくわかった。

焦りもあるかもしれない。どうして自分はデザインばかり作っていて作品が書けないんだろうっていう。そして、演劇ができるなら、作って発表ができる環境なら、この働き方にこだわる必要はないのかもしれない、って。

フリーでいることによって、いろんなメリットがあるし、自分でコントロールできることはとても精神に良いことだ。好きな時に出かけることもできるし、予定をコントロールすることもけっこう簡単だ。だからこの働き方は苦ではないほうなんだ。ただ、なんだろう。やっぱりずっと、ずっと辛く、苦しい。デザインの方を本命に選ばなかったことによる、申し訳なさもある。このままでは、どちらも中途半端なのではないか?とも。

ごめんね、デザイン。本当に、ふがいない。申し訳ない。

この問題に関しては、今後もつづいていくんだと思う。自分のブログだから、自分の気持ちを知りたくて書いたけど、ゆるしてほしい。ただ、とくにチラシに関して、演劇を作るだれかの役に立ちたいきもちはまだまだ強いので、何かできることがあるのであれば、ぜひ声はかけてください。