チラシ記念日と夢のこと

仕事まわりですこしだけいいことがあった。大げさに書くと自意識の過剰さがばれてしまうので詳しくは書かないが、まさか生きていたらこんなこともあるんだな、の一つが起きて、思わず関係者の方にメールを送ってしまった。ちょっぴりうれしい記念日。

仕事をする中で、お金ではない部分での喜びを求めてしまいがちで、気づくとお金のことを考えなければならなくなったり、でもいつのまにか損する方向に動いてしまったりと、ほんとうに自分は頭がわるいと思う。でもこんな頭じゃないとフリーランスで演劇をしてデザインをするという選択肢には至らないのかもしれないし、もはや悩んでいいことなのかもわからない。稼げるときはいける、だめなときはだめ。人と違うことをあきらめて頑張って生きるしかない。と、思えるほどには苦しい状態から脱したのかもしれない。どうやったって今は死なない気がするからいいじゃない、って。

ある人と話したときに、他人のドラマにはつきあえないよ、といった言葉を聞いた。したたかで、リアルで、とてもいい言葉だなと思う。脳内で椎名林檎の「人生は夢だらけ」、が流れると同時にエリザベートの「私だけに」が流れる。自分が波に飲まれないように、乗って、操縦していくしかない。そして選んだ相手と踊ろう、いつだって。

夢といえば、最近また自分の都合のいい夢ばかり観てしまう状態が続いていて、起きるのがとてもむづかしくなっている。先日は一緒に演劇を作った子どもたちがみんな私の家に遊びに来て、飲み物がないからジュースでも買いに行くかねといった平凡なやり取りをしていた。なぜか私の部屋は畳張りになっていて、みんなで寝転んで色々話して過ごす夏休み、という感じの夢。

そういった夢を筆頭に、非常に幸せすぎてしまう夢を見ることが増えた。いつか本当に覚めなくなってしまうかもと友達につたえたら、その時はなんとかして起こしに来てくれるらしい。たしかディカプリオと渡辺謙の映画でそういうのあったよね、といったことを思いながら。