うれしい打ち合わせの日

今日はとてもすてきな経営者とお話する機会があった。話をしていて、その方も私の周りにいる、事業を回せている経営者と同じで、「それ、やってみようか」というフットワークの軽さがひとを軌道にのせるなと実感した。行動の結果失敗したらそれを検証してもう一度やる、つまりこれが学生の時に習う「ぴーでーしーえー」なのだけど、そんな言葉でわざわざ表現するのが陳腐に見えるほど、やっているひとは素早い。しかし、会って話をするだけで、未来のことを考えてウキウキしたりドキドキしたりできる人っているもんだなあ。

カウンセリングスキルを問われるしごとを、知らないうちにしていることが多くて、社会人になってまだそれほど長いわけでもないけれど、そういうことをやってきていたんだなと実感した日でもあった。訊く、ということがひとつ、大きくあるテーマなんだろうなと思う。

そして単純に、「これをやったら喜んでくれる人がいる」というしごとができたらいいなとあらためて強く思った。レギュレーションの共有もされていないのにケチをつけられるような、つまらない修正がきていやいや返すような仕事はできるだけしたくない。(おっと愚痴をこぼしてしまった)ルール、規定、そういうものではなく、目の前の人が喜んでくれることをしたいんだと思う。演劇でも、そのほかの仕事でも。

それから(前にも書いたかもしれないけど、何度でも忘れないために書く)今年はリスクをいかにとれるか、ということを非常によく考えている。フリーランスになった当初は「若気の至り」も十分にあったのだが、5年目にもなるといろいろなことが定着しがちで、あたらしいことへ挑戦したり、投資をしたりお金を使うことが怖くて、気を抜くと安い中古マンションのチラシを見てしまったりする。でも、それじゃ新しいことはできないし、作品にも出てしまうんだと気づいてから、できるだけぶっ飛ばすようにしている。勇気をもって、リスクをとって生きていきたい。