フリーランス5年生の抱負など

昨日フリーランス5年生に突入していたことを知ったので、この一年のおしごとまわりの近況を書く。

もっとも大きな収入源になっているデザイン関連のことから。一昨年から緩やかに演劇関係のデザインを依頼されることが増え、この一年は毎月何かしら演劇のチラシに関わっている状態がつづいている。これは完全に想定外のできごとで、かつとてもうれしいことだった。演劇をしている人との打ち合わせはとてもうれしい。チラシだけでなく、チケット、ポスターも増えた。そのほかにも、ロゴマーク、さまざまなグッズ、個人の名刺の依頼や、Illustratorの使い方〜チラシ入稿までのレッスンなど、できることをなんでも答えていたら、いろいろ任せてもらえるようになって、こんなよろこびはない。ぜひ何かあれば声をかけてください。

それから、まつきさんというお仕事パートナーに恵まれて約2年、WEB周りのおしごとだったり、さまざまな企業さんとのしごともいただいている。ボリュームのある会社案内&製品パンフレットを作ったり、ホームページや名刺などのデザイン関係が多いが、WEBのディレクションやコンサルなどもしていたりする。出版関係も。

演劇周りのお仕事も。脚本を書いたり、取材に行ってライティングをしたり、WSのことを考えたり。(あまりここで書けないことも多いが、)灯台とスプーンの活動を中心に、うれしい方向に派生していると思う。演劇をするためにフリーランスになって、試行錯誤するうちに、じぶんで仕事をつくることができることが何よりうれしい。

収入を得られることだけが仕事ではない、ということも、最近とても実感している。

たとえば、演劇を作ることを「好きでやっていること」と思われることはよくあって、でも私にとってはこの創作がなければ、そのほかの仕事すべてが成り立たなくなってしまう。あんまりわかってもらえないことも多いし、先月はデザインに関して悩んでいるようなことも書いたが、最近はその確かさに気づいてきた。趣味=演劇、仕事=デザインではなくて、どちらも自分を生かすための大切な生業なのだと。気づけて本当によかったと思う。単純に調子が悪かったこともあるが、その気づきのおかげで、デザイン周りに対する悩みも少し減った。

フリーランス5年生、デザイン関係は軌道に乗ってきた。とはいえ、脚本を書いたり演出したり、ライフワークとして演劇に関わるボリュームをもっと増やしていきたいと思います。がんばります。