欲望の部屋


夢の中に出てくる自分の部屋は、だいたいいつも、ワンルームではなくもう一部屋あって、本棚が異様に大きくなっている。そして猫や犬と暮らしている。

そこが自分の部屋だと信じて疑わないから、起きた時にすこしがっかりする。

今暮らしている部屋には、基本的に満足してるし、良い部屋だと思う。のだけど、無意識に理想を投影しているんだろうな。もう一部屋あって、本棚や収納がもっと大きく(今の本棚も小さくはないと思うけど)下手したら壁一面にあって、猫や犬がいる部屋。

いつかそんなところで暮らせる日がくるのだろうか。まだ当分、先だと思う。生きているうちに叶うかもわからない。

今のペースで生きていると一生はとても短いように感じる。もっとたっぷり時間があれば、理想を一つひとつ叶えることもできるのだろうけど、全て叶うことはないのだろうなと思う。

同じ月にハワイと函館に行こうと行った親友は、もしかするとそれを知っていて、その事実に楽しく立ち向かっているのかもしれない。いやいやそれは無理だよ、物事には限度があるよ、と言っちゃったけど、そうやって願いを叶えるために動けてしまうことが、本当はとても羨ましいのだよ。