セルフケアを考える

どうしたら仕事をセーブできるのだろう。今年ゆとりがあったのは7月くらいで、去年からなかなかずっと忙しい状況が抜けずにいる気がする。あれが終わったらつぎはあれが来る。それを繰り返している。この2年ほどの忙しさ、ハードさは、新卒の頃以来じゃないかなと思う。 新卒で入社した会社は、月末に500万円くらいの目標金額を達成するためにハードな時間を過ごしていた。時間も心も余裕がないから、コンビニかスーパーのお […]

歴史とドラマと共感性

歴史をどう捉えるかについて今日話していて、茨木のり子の詩「わたしがいちばんきれいだったとき」を読んだときに感じたことを思い出した。初めて読んだとき、生きる時代の全く違う女性の詩にえらく同化して読んでしまい、その景色が浮かび、歴史が記録ではなくて記憶であるという実感、自分との結びつきを感じることができた。「この世界の片隅に」を観たとき、確かにとても感動したのだけど、それよりももっと強く引き寄せられる […]

購買と所有と経験

所有という概念について、引き続きとても考えている。似たことを書いた気もするけど再度書く。この3年で生活の更新をこころみて、使用するものを変更する、あるいは生活習慣を変える意味でさまざまなものを試したり、色々な服を着てみる体験をつづけていて、自分を見つけたり、表現したりのためにものを所有をすることは好きだと思う。ここは自分の場所だ、この服は自分が選んだと思える生活をつくりたい、みたいな気持ち。なんと […]

#演劇なんていらない

去年公演が多数中止・延期・検討になり落ち込みの中で起こった文化系ハッシュタグ運動の様子にも疲れてしまい、皮肉&正反対の意味で #演劇なんていらない という発信をしかけた。議論するための場所にならないかなんて気持ちと、半分以上は自暴自棄になっていた。勿論ばかだなあ何やってんだと踏みとどまったんだけど、豊岡で本当にそれを言う政治家が現れて多数に支持されるという現実が来て、ああそうだよねと。本当にそうな […]

健康おたく玄米を炊く

しょうもない韻を踏んで満足してどうするんだというタイトルだが、その通りの玄米デビューを果たした。一人暮らしを初めて八年、培った健康知識、セルフケアの感覚そのたもろもろ、インターネットと書籍を使っておかしな方向に研鑽を続けていき、自分なりに風邪をひかない、(膝の)水をためない、ぎっくり腰にならない、肌荒れを可能な限り起こさない、目を、首を、足を、お腹を壊さない、生理痛の時にはどうすることが適切か、朝 […]

読書と整理について

積読だった本をやっと読むことができた。もう少し本に対するフットワークというか、毎日一定の時間をさけるようになりたいと思っていて、でもなかなか今年の1月だけ継続できていた読書習慣(新年だから調子がよかった、新年パワーはすごい)が持続しなかったこともあり習慣化の難しさだなあと思っている。 本には、気合を入れてちゃんと読む本、なんとなく読みだして最後まで行けてしまう本と、とてもスローペースでじわじわ読み […]

ふつうをやめて魔女になることについて

人間として基本的に「やっておくべきこと」といえば、健康を維持することと、信用を守ること、できるだけ人を怒らせたり苦しませたり悲しませたりしないこと、くらいなのでは、と思う。ほかにはなにがあるだろうか。やっぱり、歯は磨いた方がいいし、仕事の返事はできるだけ早いほうが気分がいい。でもそれ以外でやることってなんだろうと思う。 前はもっとこうするべきだとかこうあらねばとかが多い性格だったような気がするのだ […]

金髪にすることについて

自分でもすっかり当たり前になっているため、久しぶりに会う人にびっくりされることがある。金髪である、ということである。「友達は遠くからでも見分けがつくから便利」と言う。「仕事とか大丈夫なんですか」と言われることもある。大丈夫ですよ。 黒髪一筋十何年だった自分が金髪にした理由は「あめふりヶ丘夜想曲」という演劇の役作りが最初だったが、そのためにいちど茶髪にした(ブリーチをする前は一度カラーで明るくしてお […]

蒼穹のファフナーについて

蒼穹のファフナーというアニメが好きだ。竜宮島という島に住む子どもたちが、宇宙からやってきた敵・フェストゥムと戦うロボットアニメ、という伝え方をするととてもキャッチーなのだが、この作品は、簡単にロボットアニメ、とは言いにくい。「ロボットの熱さ、かっこよさ」よりも大事な、一貫したテーマがある。人が存在することに対する祝福。でもそれも一言で言い表せるものではなくて、そしてこれはどう掘ろうととても宗教じみ […]