乗馬の記憶

レビューではさんざん叩かれているアニメ「スーパーカブ」の7話で、すてきなせりふがあった。 怖がりながらカブに乗ると、カブもこっちを怖がってシートから放り出したりする。乗りたい、走りたいって思わないと、走ってくれないように出来ている アニメ スーパーカブ 7話 クロスカブに乗ることをさぼりがちだったのだが、これを聞いたその日、メンテナンスに行くことにした。色々とツッコミどころのある作品だったけど行動 […]

二度目の指輪を買う話

指輪に関する記事は2年前にも書いたことがあるが、あらたな指輪についての記事を書こうと思う。 指輪を買おうと決めたのは今年の5月くらいだったか、ともだちにはふざけて「自分と結婚するため」とかなんとか言ってた気がする。でもあながち嘘ではないというか、今年はちょっとおおげさなんだけど自分の過去とちゃんと向き合ってちゃんと一緒に生きていこうね的儀式、フリーランスとして、演劇を続ける人として、自分を自分で支 […]

セルフケアを考える

どうしたら仕事をセーブできるのだろう。今年ゆとりがあったのは7月くらいで、去年からなかなかずっと忙しい状況が抜けずにいる気がする。あれが終わったらつぎはあれが来る。それを繰り返している。この2年ほどの忙しさ、ハードさは、新卒の頃以来じゃないかなと思う。 新卒で入社した会社は、月末に500万円くらいの目標金額を達成するためにハードな時間を過ごしていた。時間も心も余裕がないから、コンビニかスーパーのお […]

10年後も笑ってお茶を飲もう

自分の周りにいるひとたちが、とても大人になっていく感覚というか、それはおい何様だよと思われても仕方がないのだが、学生の頃から小さな変化を積み重ねて今あのころとは全く違う選択をしている感覚に出会うことが最近増えている。あの頃のあの人、という認識でいたら、その人はずっと成長していて、こちらが不安に思っていたことが全て払拭されていた、ということがありうる。時が経つのは悪いことばかりではない。別々のところ […]

やさしくないのがやさしさ

だれもが加害者である可能性を、意図せずともいつでも加害者になることができるということは、すでに東京事変が歌っているので、自分にとっては当たり前の感覚なのだが、当たり前ではない人がいることをあらためて思い返す必要のある一週間だった。私は気づけるから大丈夫みたいな安心をしたいわけではなく、生きていると本当に思わぬところに認知の歪みが転がっており、気づかないうちに自分の首を絞めているかもしれない、という […]

旅をして気づいたこと

この夏、アーティストとつくるで子どもたちと演劇を作り、天川村に行って、利賀村に行って、そして今まさに実施か中止かに揺れている企画のなかでずっと考えていた、自分の創作の根幹についての考察のつづき。まだまだ途中だと思うけど、速報的に今いちばん熱く感じていること。 利賀に行って「話には聞いていたこと」を実際に体験したことで、ずっと考えていたことに対する整理を再度できたというか、つくるぞみたいな情熱が自分 […]

過干渉と怒り

灯台ごと。昨日は劇団の会議しました、戯曲を書き直したい欲望について、書く欲望について、演技をする演劇をするってなんなのだろうという話。私は仲良い人に干渉しがちな悪いところがあり、その「社会に対する過干渉」が書きものの原動力なのではとか。干渉の源は不誠実への怒りなのではないかとか。 子ども時代の母親との関係のなかで、コミュニケーションでシャッターを閉めない、逃げられないという10代からの訓練が自分の […]

気をとりなおす、気合を入れる

「気をとりなおす」というのが結構好きだ。めちゃめちゃに追い詰められてしまっても、眠って朝がくれば一旦「気をとりなおせる」。最近は自分の抱えている案件数を数えないようにしていて、なぜならそんなことをしても目が回るだけで、そういう状態で2年が過ぎようとしており慣れてしまった。数えなければ生活が死ぬ、という暮らしではなくなったことも理由の一つになっている。どれもひとしくきちんとやる。損をする仕事も、得を […]

ピザ待ちdiary

好きな人間と飲みに行き、ほどほどに酔っ払いつつ意味不明な言葉を交わしながら歩いた、酒に弱すぎるためすぐに楽しくなれてしまう、ほとんど飲む必要はないと思うけどときどきこういう日があるのは素敵だなと思う。今週が過ぎればまた8月に向けてハードモードになっていくことが見えてるんだけど、がんばろう。ふちのチーズがかりかりのピザがおいしかったです。 ルックバックという作品を読んで、すぐにDon’t […]

頭の整理と要素の陳列

「人を見捨てるということに自分は躊躇しない」と明言する強さを持った人間と一緒に仕事をしているので、ぐずぐずしているとなにやっていると言われる。思いやりがないとかサイコパスであるとかその人に対して悪口を言うこともある、が、同時にその人からもらえるそれはすごく自分にとっては大切な一言で、一種の「こういうものだから」という切り捨て、そこに至るまでにどんな思考があろうとも、決断して実行して不器用ながらも先 […]