舞台がなければ死、なのか

少女歌劇レヴュースタァライトというアニメの映画を見て、作品そのものの演出はとても素敵で驚きで、楽しかったのだが、作中で次の舞台がなければ役者としての自分が「死ぬ」ような描写があった。それは、思春期の女の子たちの情熱のあらわれとして美しく、「舞台少女」を名乗る彼女たちの姿はとてもすてきに見えたのだけど、どうも自分はやっぱり演劇の人間として「少女」を終え、朽ち果て切り歩行する変態として生きているつもり […]

ロイホでパフェを食べるだけの日記

休憩をしなければならない。本当はやるべきことがたくさんあるし、仕事と常に追いかけっこしている気持ちなのだけど、この二日朝まったく体が動かない状態になってしまい、心が落ち込んでしまった。心が元気だったら基本何でもできるし、なんでもいいのだが、心がやられることだけは、自分にとってとてもよくないということを知っている。 だめだなあとか、私は本当になにもしていないという口癖(いや本当に何もしていないと思っ […]

歴史とドラマと共感性

歴史をどう捉えるかについて今日話していて、茨木のり子の詩「わたしがいちばんきれいだったとき」を読んだときに感じたことを思い出した。初めて読んだとき、生きる時代の全く違う女性の詩にえらく同化して読んでしまい、その景色が浮かび、歴史が記録ではなくて記憶であるという実感、自分との結びつきを感じることができた。「この世界の片隅に」を観たとき、確かにとても感動したのだけど、それよりももっと強く引き寄せられる […]

解像度とレイヤー

労働に次ぐ労働で根を詰めておりすこし草臥れている。ただ、やらなくてはいけないことに対する精神的負荷というか、ビビりが今までより減っているような気がしており、重たいんだけど対応可能かも、ぐらいの重さ。ヘトヘトになったら今年一番のラブリーソング「緑酒」を聴いてこころを癒しつつ、すきな人間の写真とか眺めてこころを癒しつつ、うまいパンたべつつ。 仕事しながら、この3日間は打ち合わせ等で気をつけながらいろん […]

#演劇なんていらない

去年公演が多数中止・延期・検討になり落ち込みの中で起こった文化系ハッシュタグ運動の様子にも疲れてしまい、皮肉&正反対の意味で #演劇なんていらない という発信をしかけた。議論するための場所にならないかなんて気持ちと、半分以上は自暴自棄になっていた。勿論ばかだなあ何やってんだと踏みとどまったんだけど、豊岡で本当にそれを言う政治家が現れて多数に支持されるという現実が来て、ああそうだよねと。本当にそうな […]

読書と整理について

積読だった本をやっと読むことができた。もう少し本に対するフットワークというか、毎日一定の時間をさけるようになりたいと思っていて、でもなかなか今年の1月だけ継続できていた読書習慣(新年だから調子がよかった、新年パワーはすごい)が持続しなかったこともあり習慣化の難しさだなあと思っている。 本には、気合を入れてちゃんと読む本、なんとなく読みだして最後まで行けてしまう本と、とてもスローペースでじわじわ読み […]

断捨離をめぐって考えていること

片付けを続けている最中、それも家の中に大のゴミ袋4つが並んでいる最中に、ここに暮らしてナンバー1、もしくは2番目に大きな段ボールが家に飛び込んできた。いや飛び込んできたわけではなく届いたんだけど、その時の自分の驚愕を表すと「すごい勢いで飛び込んできた」のである。2月に注文していたスタンドライトだった。心がとても挫けそうになりながら開封。そして勢いよく組み立て。組み立てると、その挫けかけた心が救われ […]

さよならペンタブレット

またメルカリ報告だが、今度は長年使っていたペンタブレットが売れた。いろいろな創作をサポートしてくれた学生時代のパートナー的存在だった重たくて大きなペンタブ。当時はペンタブってものすごい憧れの品で、こたび売れたものは二台目なのだが、一台目は父親がどこからか買ってきたWACOMですらない謎の中国メーカーのものだった。たしか箱にはチャイナメーカーお約束の「ペソタブ」と書かれていたと記憶している。その […]

すべては引き受けられない

メルカリはすごい。メルカリで生活費が賄えるくらいメルカリしている。昨日もふたつ発送して、身につけるものを手放したのでほどほどに居心地が良い。ただこればかりやっていると本当にメルカリの人になってしまうので、ゆるやかに処分を続けたい。 さいきん忙しい時にまたコンビニを使うようになり、コンビニがコンビニエンスであるということに正しく世話になりはじめているなと思う。ただしお弁当やサンドイッチは買わない。今 […]

服を売って本を買う

「繕い裁つ人」の映画の中で出てきた「あなたの着てる服、飽きたらすぐに売るのでしょう」というニュアンスのセリフ(正しくないです)が自分の中に刺さっていて、どうも服を身軽に売ってはいけないと思っていた。だけど、すこし真面目にやりすぎているところがあるとも思いはじめた。そもそもほとんどファストファッションを買わなくなっている今、服を買うときは少しだけ覚悟する値段のものにしている。ここ数日はその前に買って […]